橋本病のブログ

ママがさぼってばかりいる、寝てばかりいると思っているご家族へ

今日は、ママや奥さんがそぼってばかりいる、寝てばかりいる
と思っているご家族へお伝えしたいと思います。

朝、ママは起きない、だるいといつも寝てばかりいる・・・
と感じているご家族はいらっしゃいませんか?

旦那さんは、もしかしたらそんな様子をみて、さぼってる!って思うかもしれません。

しかし、本人は起きたくても起きれない事情が実は、あるのかもしれません。

ママが寝てばかりだと、家にも活気が消えて、さみしいですよね。

でもママもがんばりたくてもがんばれない理由があるのかもしれません。

その理由のひとつに甲状腺機能の低下という病気があります。
これは、自分で気が付いて、調べないと、基本的には発見しにくいです。
どんな病気かと言いますと、体の機能、たとえば、
体温、血液のながれ、胃や腸のうごき、脳の動き、がゆっくりになります。
この病気は代謝の病気と言われまして、体のいつもの動きに制限がでてくるんですね。
だから、朝、どんなに起きてみんなのごはんを作りたくても、作れないのです。
家が散らかっていて、掃除したくても、できないのです。
体がどんどん冷えて、眠気がひどくなります。
買い物へ行くのもとても辛くなります。
一緒に話しを聞いたり、することも脳が止まってくるのでできなくなったりします。
そんなに食べていないのにどんどん体重が増えていきます。

そして一番心配なのが、それをなまけている、と判断することです。
自分も、自分を責めるようになります。
家族も、責めたい気持ちになってきます。
しかし、気が付いて、検査をわざわざしにいくまでは、気が付かない、
ただの「なまけ病」と判断されることも非常に多いのです。
また、検査の結果、医師から判定されなくても、潜在性甲状腺機能低下症
というものがあって、予備軍みたいな人もいます。

是非、そんなママの辛い思いも受け止めてみてください。
しっかり判定されれば、薬も処方されます、酷い時は手術も必要になります。
ぜひ、病院の検査をすすめてあげてください。
病院での血液検査前に、必ず、医師に甲状腺機能の診断もお願いしますと
伝えてください。通常の血液検査では項目に入っていないことがほとんどです。

本日は以上になります。